2012年度第6回公共政策セミナー 「科学研究における成果発表の意義とその規制の許容性についての試論」
2012/10/03
本日、2012年度、第6回目の公共政策セミナーが開かれました。
詳細は、以下の通りです。
報告者: | 神里彩子氏(東京大学医科学研究所公共政策研究分野 特任助教) |
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日時: | 10月03日(水)10時~12時 |
場所: | 医科研・ヒトゲノム解析センター・3階のセミナー室 |
発表テーマ: | 「科学研究における成果発表の意義とその規制の許容性についての試論」 |
概要:
2011年末、米国およびオランダの研究チームがそれぞれNatureとScienceに投稿した高病原性鳥インフルエンザウイルス(A/H5N1)に関する研究論文に対し、米国NSABB(National Science Advisory Board for Biosecurity) が実験を再現可能とする実験方法等の記載を削除するよう勧告した。その目的は、研究成果のテロ等への悪用を回避することである。本報告では、この事例を概観するとともに、生命科学のDual-Use Researchについて検討したい。