【院生室より】論稿が掲載されました(「医療機器臨床試験に関する倫理的課題~体内植込み型医療機器を中心に~」)

2014/08/08

D3の中田はる佳です。そろそろお盆休みに入られる方も多いでしょうか。

私のここ数年の研究テーマ「医療機器と倫理」がひとつ形になりました。勤務先である国立循環器病研究センターで、医薬ジャーナルに「医療機器臨床試験に関する倫理的課題~体内植込み型医療機器を中心に~」という論稿を寄せる機会をいただき、その掲載誌が先日刊行されました。内容は、補助人工心臓の治験事例から、体内植込み型医療機器に顕著に見られる倫理的課題を考察したものです。学会発表だけでなく、文章として研究成果を残していくことで、頭の中も整理されていくような感じがします。あれも書きたかったのになぁということもいくつかあり、次の論文にもつながる作業でした。

この号では、当研究室の他のメンバー3名も論稿を寄せています。武藤先生(「臨床試験への患者・市民参画(patient and public involvement:PPI)とは何か」)、井上先生(「世界医師会ヘルシンキ宣言と2013年のフォルタレザ改訂」)、特任研究員・高島さん(「臨床研究における偶発的所見に関する倫理的課題」)です。ぜひご覧ください。

(D3・中田はる佳)