遺伝情報に基づく差別に関連する論文が公表されました(武藤・永井・李)

2023/06/09

「遺伝情報で差別経験「ある」3% 東大調査、17年から改善せず」(6/12 共同通信)
これの元になった論文は、6/8にJournal of Human Geneticsに載せて頂きました。プレスリリースは、こちらです。
「日本では遺伝差別の禁止法は必要ないのか? ―四半世紀にわたる関連政策の概観と市民の意識調査からの検討―」
「合理的な区別」と「不当な差別」に線を引く議論が、容易にヘイトスピーチにつながりやすい昨今ですが、だからといって寝た子を起こすな、泣き寝入りしてもらえばいいという話ではないです。ニュージーランドやオーストラリアでも、現在、日本と同じような議論をしています。どういう選択肢をとれるのか、アジア・オセアニアの文脈で考えられるような研究を続けていきたいと思います。