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東京大学医科学研究所公共政策研究分野

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講演会「考えてみよう、人の生殖細胞・受精卵へのゲノム編集の倫理」のお知らせ(11/19)

2017/10/25

【本イベントは盛況のうちに終了いたしました。参加者の皆様に御礼申し上げます】

 

講演会「考えてみよう、人の生殖細胞・受精卵へのゲノム編集の倫理」を開催します

【日時】 2017年11月19日(日) 14:00~16:00(開場 13:30)
【場所】 東京大学医科学研究所 1号館講堂  (東京都港区白金台4-6-1)
    [医科研アクセスマップ]
    [医科研キャンパスマップ]


【話題提供】 内山正登さん(東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程)
       宗像恵太さん(日本科学未来館科学コミュニケーター)
【講演】 アラステア・キャンベルさん(シンガポール大学生命倫理センター名誉所長)
【司会】 武藤香織(東京大学医科学研究所教授)

【概要】 人の生殖細胞や受精卵へのゲノム編集については、2015年の中国の研究者による論文発表以来、日本を含め、どの国の声明においても、患者や市民を交えた議論の必要性が指摘されています。しかし、専門家以外がこの技術をめぐる倫理的な課題について学ぶ機会は限られています。
 そこで、このテーマに初めて接する皆様に楽しんでご参加いただけるよう、日本科学未来館の科学コミュニケーターに解説してもらいながら、著名な生命倫理学者のアラステア・キャンベルさんをお招きして、患者さんや市民の方々を対象とした講演会を開催します。皆様のご参加をお待ちいたしております。

【参加】 無料
【通訳】 逐次通訳のご用意があります

【主催】 日本生命倫理学会

【共催】 東京大学医科学研究所公共政策研究分野(AMED「再生医療の実現化ハイウェイ再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究(課題D)」)
【協力】 日本科学未来館

お申し込みはこちらから 
申込みをする


【お問い合わせ】
東京大学医科学研究所 公共政策研究分野
E-mail: event@pubpoli-imsut.jp

 

 

日本人類遺伝学会第4回GMRCアドバンストセミナー(1/31)

2015/12/02

日本人類遺伝学会第4回GMRCアドバンストセミナーの開催が決定しました。
GMRCの方は、セミナーご案内ページ内の申込みフォームよりお申込みください。皆様のご参加をお待ちしております。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■第4回GMRCアドバンストセミナーのご案内
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ◇日時:2016(平成28)年1月31日(日)10時~17時(予定)

 ◇場所:東京大学医科学研究所 2号館2階大講義室(東京都港区白金台4-6-1)
     http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/access/

 ◇対象:GMRC有資格者。
席に余裕があればGMRC有資格者以外の受講も受け入れます。

 ◇受講料:GMRC有資格者 8,000円/GMRC以外の方 10,000円
  お弁当代:1,200円(希望者のみ。お茶付)

 ◇プログラム(演題は全て仮題)
 1.試料収集後、研究はどのように進められるか?
     (千葉大学大学院医学研究院公衆衛生学 羽田 明)
 2.久山町研究と認知症コホート研究
     (九州大学大学院医学研究院附属総合コホートセンター 二宮利治)
 3.ゲノム医療の実現に向けた施策のいま
     (東京大学医科学研究所公共政策研究分野 武藤香織)
 4.遺伝子検査ビジネスの認定制度について
     (NPO個人遺伝情報取扱協議会 認定制度運営委員会 武安岳史)
 5.創造的手法(即興・演劇・対話)を用いた体感型相互学習スタイル
   「ドラマチックコミュニケーション」研修 第2弾
     (株式会社MANY ABILITIES 野原秀樹)

 ◇詳細・お申込み:http://gmrc-jshg.com/seminar.html

 ●本セミナー参加によるポイント:15ポイント

 

 

研究倫理研修会「データ共有時代の倫理的課題と個人情報保護」のご案内(12/2)

2015/11/20

こんにちは、特任研究員の高島です。
このたび、本教室が携わっておりますAMED『次世代がん研究シーズ戦略的プログラム』に関連して、表題の研修会を開催することとなりました。
テーマは「データ共有時代の倫理的課題と個人情報保護」です。
ゲストスピーカーには、バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)の川嶋実苗様をお迎えします。
年末のご多忙な時期とは存じますが、ご関心のある皆様に、是非ご参加いただけましたら幸いです。


【日時】平成27年12月2日(水)14:30~16:30
    
【場所】コンベンションルーム・AP品川 7階 会議室
    〒108-0074 東京都港区高輪3-25-23 京急第2ビル

【プログラム】
1.NBDCヒトデータベース運営において直面する倫理的問題
 (川嶋 実苗氏 バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC))
2.家族性疾患研究のデータ共有に伴う倫理的課題
 (高島 響子 東京大学医科学研究所公共政策研究分野)
3.ゲノム医療実現に向けた国の施策について
 (武藤 香織 東京大学医科学研究所公共政策研究分野)

【対象】 研究者、倫理審査委員会委員、研究機関の研究倫理支援職、倫理審査委員会事務局の方


【申し込み方法】
11月25日(水)までに、別紙申込書にご記入の上、FAXまたはメールにてご連絡ください。
宛先は申込書をご確認ください。


皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

 

アン・ジョーンズIHA会長講演会のお知らせ(4/17(金))

2015/04/10

★当事者優先でご案内していたので、ここで告知していませんでしたが、若干席に余裕がありますので、ご案内します。必ず事前申し込みをお願いします(武藤)。

国際ハンチントン協会会長アン・ジョーンズさん 講演会
主催:東京大学医科学研究所公共政策研究分野
共催:日本ハンチントン病ネットワーク
 アンさんは、神経難病であるハンチントン病(HD)患者会の西オーストラリア支部に長くかかわってきた方です。HDを発病したご主人を在宅中心で介護された後、現在、同じくHDを発病された40歳代のお嬢さんお二人のケアをしておられます。また、2005年から、国際的な患者会の連合会である、国際ハンチントン協会(IHA)の会長として、各国のHD患者が置かれた状況を知る立場にあります。
 今回の講演会では、アンさんの個人的な経験をひもときながら、オーストラリアの患者会活動、遺伝子診療、神経難病患者の療養生活などについて学ぶことを目的としています。
 講演は英語ですが、逐次通訳のご用意があります。
 当事者のみなさまをはじめ、HDのケアに関わっておられる方々、オーストラリアの医療や遺伝カウンセリングに関心のある方など、ぜひふるってご参加下さい。

日 時:2015年4月17日(金)16時~18時 (開場 15時30分)
場 所:TKP品川カンファレンスセンター8階 カンファレンスルーム8D
※ JR品川駅高輪口より徒歩2分
  東京都港区高輪3丁目26-33 03-5793-3571
定員:40名(要事前申し込み)
お申込み先:日本ハンチントン病ネットワーク事務局 jhdn@mbd.nifty.com

 

 

特別講演会「終末期における臨床ケアと研究に関する倫理的問題について」(3月24日(月)開催)

2014/03/12

 このたび 2014年3月24日(月)午後6時より、東京大学医科学研究所2号館大講義室にて、特別講演会「終末期における臨床ケアと研究に関する倫理的問題について」を開催することになりましたので、ご案内申し上げます。
 ご講演くださるのは、臨床倫理コンサルテーションの著書もお書きになっている、ドイツ・ボッホム大学のヨッヒェン・ホルマン教授です。東大医学系研究科でのご講義に先立ち、医科研でもご講演をしてくださることとなりました。
 主な対象は、医療職の方々をはじめ、この領域に関心をもつ、医学・生命科学、人文・社会科学系の大学院生・専門家などです。
 年度末のご多用のところ、誠に恐れ入りますが、ぜひご参加いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

********

特別講演会「終末期における臨床ケアと研究に関する倫理的問題について」

概要:
 元来、臨床研究や治験とは、新しい知識を生み出し、未来の患者さんや社会に貢献することを目的とする活動である。平成24年に取りまとめられた「臨床研究・治験活性化5 か年計画2012 アクションプラン」では、医療上必要な医薬品、医療機器を迅速に届けることが目標の一つに掲げられ、医療者自身による臨床研究や治験の実施も推奨されている。他方、終末期にある患者さんへの臨床のケアは、医療者が患者さんの命の最期のプロセスに寄り添い、その患者さんにとっての最善の利益を提供することでもある。本講演では、終末期における臨床のケアと研究に関わる倫理的問題について、ドイツより医療倫理分野で著名なホルマン教授をお招きして、とともに考える。

日時: 2014年3月24日(月) 午後6時~午後7時30分(予定) 

場所: 東京大学 医科学研究所 2号館 大講義室(東京都港区白金台4-6-1)
医科研へのアクセス

構内地図(*10番の建物です)

講師: ドイツ・ボッホム大学 ヨッヒェン・ホルマン教授

使用言語: 英語・日本語 (同時通訳あり)

参加費: 無料

定員: 70名
(同時通訳設備の関係で、事前登録をお願いしております。ただし、定員に達しない場合は、当日でもご参加を受付致します。)

事前登録先:
参加ご希望の方は、1)お名前、2)ご住所、3)ご所属、4)緊急連絡先を明記の上、3月22日(土)までにikaken140324@gmail.com 「再生医療と研究倫理教育 事務局」
まで、お申込み下さい。
*悪天候の場合は、緊急連絡先にお知らせ致します。

主催:
(独)科学技術振興機構 再生医療実現拠点ネットワークプログラム
「再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究」(課題D)

共催:
日本生命倫理学会研究倫理部会

 

 

シンポジウム 「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題-信頼と責任を考える」(3月28日(金)開催)

2014/03/03

 このたび、「オーダーメイド医療の実現プログラム」では、シンポジウム「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題―信頼と責任を考える」を開催することとなりました。
 多施設共同のバイオバンク及びゲノムコホート研究では、長期間にわたり、多様な研究に利用されることを前提として、多数の参加者からインフォームド・コンセントを受け、試料や情報を提供して頂いています。そこで、日本を代表する6事業について、その倫理面のガバナンスや課題に着目したシンポジウムを開催し、各事業の推進において抽出された倫理的法的社会的課題とその対応状況について紹介するとともに、必要な制度設計をめぐる社会的議論を喚起したいと考えています。
 年度末のお忙しい折ではございますが、多くの方々にご参加いただけますよう下記のようにご案内申し上げます。

【日時・場所】                                
日時:2014年3月28日(金) 14時~17時
場所:大手町サンケイプラザホール (東京都千代田区大手町1-7-2)

【参加無料】(定 員 300名)
【申込方法】本シンポジウムは事前申込をお願いしております。ウェブサイトよりお申し込みください。

主 催  東京大学医科学研究所    
共 催  理化学研究所統合生命医科学研究センター

 プログラム等の詳細については、こちらをご覧ください。
 なお、お問い合わせ先は、以下のとおりです。
【お問い合わせ先】
「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題」シンポジウム事務局
〒164-0003 東京都中野区東中野4-27-37 株式会社アドスリー内
TEL 03-5925-2840  FAX 03-5925-2913(受付時間 10:00~17:00)

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

まだ大雪ですが、シンポジウム「再生医療と研究倫理教育」は開催予定です(2/15@白金台)

2014/02/14

 明日、2014年2月15日(土)開催予定の、シンポジウム「再生医療と研究倫理教育」につきましては、多数の事前登録のお申し込みを頂き、誠にありがとうございました。
 関東地方は、あいにくの大雪に見舞われておりますが、本日未明には止む予定との予報を受けまして、明日は予定通り開催する予定です。ご参加を予定してくださっていた皆様におかれましては、交通機関の状況等につきご検討のうえ、どうぞご無理のないようにお越し下さい。
 なお、本シンポジウムについては、今後、記録集を作成する予定です。事前登録された皆様には、ご登録のご住所にお送り致します。
 また、事前登録されず、当日参加をご予定になっておられたものの、悪天候のために参加を断念された方々につきましては、ご希望に応じて、関連の記録・資料等をおわけいたします。1)お名前、2)郵送先郵便番号、3)郵送先ご住所、4)メールアドレス、を明記の上、「再生医療と研究倫理教育 事務局」ikaken140215@gmail.comまで、お申込み下さい。お申し込みは、2013年3月15日までお受け致します。
 
(以下、行事詳細の再掲です)
******
シンポジウム「再生医療と研究倫理教育」

日時: 2014年2月15日(土) 午後2時~午後5時15分(予定) 
開場: 午後1時
場所: 東京大学 医科学研究所 講堂(1号館1階)
(東京都港区白金台4-6-1)
*都営三田線・営団地下鉄南北線の白金台駅2番出口へ。エレベータ出入口の右どなりにある正門より入り、徒歩5分程度です。

話題提供
「再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究事業(課題D)の取り組みについて」
 東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 教授 武藤香織

講演
「The Ethical, Legal and Social Issues associated with Regenerative Medicine Research in the US ~Using New York and California as Examples~」
  ユニオン大学院‐アイカーン・マウント・サイナイ医科大学院   
  生命倫理プログラム・ディレクター ショーン・フィルポット氏

モデレーター
 東京大学大学院医学系研究科 医療倫理学分野 助教 中澤栄輔

使用言語: 英語・日本語 (同時通訳あり)

参加費: 無料

 

 

ゲノムデータの公開・共有に関する倫理的な課題研修会(2/28@品川)

2014/02/11

 このたび、「ヒトゲノム解析研究にともなう倫理研修会」を開催することとなりました。今回は、ヒトゲノムデータの公開に関わる課題と手続きを取り上げます。年度末のご多忙な時期とは存じますが、ご都合合わせの上、ご参加いただければ大変ありがたく存じます。
 
【主催】
文部科学省科学技術試験研究委託事業「次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム」研究倫理支援ユニット

【対象者】
研究者、倫理審査委員会委員、研究機関における研究倫理支援職、倫理審査委員会事務局の方

【日時】
平成26年2月28日(金曜)10:00~12:00        
10:00-10:10 挨拶
10:10-10:50 講演1 
 箕輪 真理(JST バイオサイエンスデータベースセンター)
  「公的データベースの目的、意義、運営方針」
10:50-11:30 講演2 
 丸 祐一(東京大学医科学研究所公共政策研究分野)
  「データ利用をめぐるガイドラインの考え方」
11:30-12:00 質疑応答

【場所】
コンベンションルーム・AP品川 10階 会議室AおよびB 

【申し込み方法】
メール:ご所属先、お名前、職名、連絡先電話番号、連絡先メールアドレスをご記入のうえ、info@p-direct-elsi.comまでご連絡下さい。
ファックス:申込用紙(PDFファイルが展開します)にご記入の上、FAXにてお送り下さい。
お差し支えなければ、お立場や本研修会に関連するご関心事項やご質問をお書きくだされば、運営上、大変ありがたく存じます。 

【締切】
平成26年2月21日(金)

【お問い合わせ先】
文部科学省「次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム研究倫理支援ユニット」
〒108-8639 東京都港区白金台 4-6-1 
 東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター 公共政策研究分野
 TEL 03-6409-2079 FAX 03-6409-2080 
E-MAIL info@p-direct-elsi.com

★悪天候による中止等の緊急のお知らせについては、公共政策研究分野ホームページをご覧下さい。

 

 

シンポジウム「再生医療と研究倫理教育」のご案内(2/15@白金台)

2014/01/28

2014年2月15日(土)午後2時より、東京大学医科学研究所講堂にて、シンポジウム「再生医療と研究倫理教育」を開催することになりました。詳細は、下記またはチラシをご覧ください。同時通訳付き、参加料無料です。ご興味のある方は、是非ご参加ください。


************************************************************
シンポジウム「再生医療と研究倫理教育」

日時: 2014年2月15日(土) 午後2時~午後5時15分(予定) 
開場:午後1時

場所: 東京大学 医科学研究所 講堂(1号館1階)
   (東京都港区白金台4-6-1)
   (*白金台駅2番出口へ。エレベータ出入口の右どなりにある
     正門より入り徒歩5分程度)

話題提供
「再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究事業
(課題D)の取り組みについて」
 東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 教授 武藤香織

講演
「The Ethical, Legal and Social Issues associated with Regenerative Medicine Research in the US ~Using New York and California as Examples~」
  ユニオン大学院‐アイカーン・マウント・サイナイ医科大学院   
  生命倫理プログラム・ディレクター ショーン・フィルポット氏

モデレーター
 東京大学大学院医学系研究科 医療倫理学分野 助教 中澤栄輔

使用言語: 英語・日本語 (同時通訳あり)

参加費: 無料

定員:100名
(同時通訳設備の関係で、事前登録をお願いしております。
 ただし、定員に達しない場合は、当日でもご参加を受付致します。)

事前登録先
参加ご希望の方は、1)お名前、2)ご住所、3)ご所属、4)緊急連絡先
を明記の上、2月13日(木)までに「再生医療と研究倫理教育 事務局」
ikaken140215@gmail.comまで、お申込み下さい。
*悪天候の場合は、緊急連絡先にお知らせ致します。

主催:
(独)科学技術振興機構 再生医療実現拠点ネットワークプログラム
「再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究」(課題D)

共催:
日本生命倫理学会研究倫理部会


概要
 2013年は、再生医療の法整備元年とも言うべき年であった。例えば、「再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律(再生医療推進法)」、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療新法)」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律(改正薬事法)」が相次いで可決され、再生医療をめぐる研究と診療の法的枠組みが大きく変わった。また、これに先立ち、「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」も改正され、日赤で保管する輸血用の血液や、臍帯血バンクで長期保管された臍帯血なども、iPS細胞研究に転用できる道が拓かれた。
 こうした大胆な規制緩和と研究環境の整備は、これまでのライフサイエンス・医学研究には例がない。近視眼的な視点で倫理的・法的・社会的問題に対応することだけでなく、中長期的な影響を鑑みた課題の抽出も喫緊の課題といえるだろう。
 なかでも大きな課題は、研究倫理教育である。この領域には、これまでなじみのなかった研究者も多数参入し、研究に協力する試料提供者や被験者の数も増加している。このように、社会的な期待や注目度の高い研究における研究倫理教育は、研究者、倫理審査委員のみならず、再生医療研究に強い期待を抱く試料提供候補者や被験者候補者の保護にとっても、大変重要な役割を果たすことが予想される。
 そこで、本講演会では、国の「再生医療実現拠点ネットワーク事業」において、倫理的な課題への対応を担う窓口となっている事業を紹介するとともに、その大きなテーマの一つである研究倫理教育について、アメリカ合衆国から有識者を招聘し、再生医療と研究倫理教育の在り方について議論する。

 

 

日本人類遺伝学会GMRC制度委員会のセミナーについて(2/22, 3/8)

2014/01/21

 日本人類遺伝学会は日本疫学会と提携し、研究対象者にインフォームド・コンセントを担当する可能性のある者に対し、その業務の基本となる教育の機会を提供し、認定する制度として、ゲノムメディカルリサーチコーディネーター(GMRC)制度を運営しております。この委員会は、教授・武藤香織が委員長を、特任助教・洪賢秀が委員を務めております。
 このたび、
第2回アドバンストセミナー(2014年2月22日(土))
第6回認定試験・講習会(2014年3月8日(土))
が開催されることになりました。詳しいご案内は、日本人類遺伝学会GMRC制度委員会ウェブサイトをご覧下さい。

 

 

第34回日本臨床薬理学会学術総会 一般公開シンポジウム 「患者の視点から考える再生医療の臨床研究」のお知らせ

2013/11/21

2013年12月5日(木)9時~11時に、東京国際フォーラムにおきまして、第34回日本臨床薬理学会学術総会 一般公開シンポジウム 「患者の視点から考える再生医療の臨床研究」が開催されます。
 無料の公開シンポジウムですので、ご興味のおありの方は是非ご参加下さい。 <フライヤーPDF版はこちらです

***************************************************

第34回日本臨床薬理学会学術総会 一般公開シンポジウム
「患者の視点から考える再生医療の臨床研究」

日時:2013年12月5日(木) 9:00~11:00
場所:東京国際フォーラム ホールC(第1会場)

座長
武藤香織(東京大学医科学研究所)
田代志門(昭和大学研究推進室)

演者
「患者からみた臨床試験――臨床試験への患者参画について」 
別府宏圀(NPO法人健康と病いの語りディペックス・ジャパン )

「国内の患者団体による臨床試験への関与――日本せきずい基金の事例」 
坂井めぐみ(立命館大学大学院先端総合学術研究科)

「患者の臨床試験参画に必要なこと」 
有松靖温(日本網膜色素変性症協会)

「iPS細胞を用いた臨床研究と患者の理解」 
高橋政代(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター)

主催:
(独)科学技術振興機構 再生医療実現拠点ネットワークプログラム「再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究」
日本臨床薬理学会

参加費無料

事前申し込み不要

問い合わせ先:
(独)科学技術振興機構 再生医療実現拠点ネットワークプログラム
「再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究」事務局
highway_ethics-adm@umin.ac.jp;

 

 

2011年11月13日(日)シンポジウム「患者が支えるバイオバンクとその未来」(日英通訳・手話通訳あり)(10/20更新)

2011/10/20

 バイオバンクとは、一般の方々や患者の皆さん、ご家族から提供された生体試料を保管する倉庫のことです。日本だけでなく、世界中の様々な研究機関で、DNA、血清、細胞、組織など、様々な生体試料が収集されており、それらは様々な医学研究に生かされてきています。しかし、バイオバンクに関する日本での知名度は、十分とはいえません。
 アメリカでは、こうした生体試料の収集に、患者団体と医学研究者が話し合い、協力し合ってきた歴史があり、患者団体自身がバイオバンクを運営する取り組みも始まっています。
 そこで、このシンポジウムでは、アメリカの患者団体の方々をお招きし、患者のみなさんが医学研究やバイオバンクについて知り、関わっていく意義やその難しさについてお聞きします。
日本語・英語通訳をご用意し、質問の機会も設けております。このシンポジウムをきっかけに、日本の患者のみなさんにとっても、医学研究やバイオバンクが身近な存在となっていくきっかけになればと願っております。ぜひお気軽にご参加ください。

■日程:2011年(平成23年)11月13日(日) 13時30分~16時30分
■場所:東京大学医科学研究所 1号館 講堂(港区白金台4-6-1)
地下鉄南北線・三田線「白金台」駅2番出口より、徒歩5分
■入場:無料
■事前申込み:配布資料準備の関係で、できるだけ事前申し込みをお願いしております。お名前とご連絡先をご記入のうえ、pubpoli@ims.u-tokyo.ac.jp または FAX 03-6409-2080 までお申し込みください。

■タイムテーブル(予定):
13:30 開会あいさつ 武藤香織(東京大学医科学研究所准教授)
13:40 講演 アリス・ウェクスラー氏(米国・遺伝病財団・理事)
14:25 講演 シャロン・テリー氏(米国・ジェネティック・アライアンス代表)
15:05 休憩
15:20 パネルディスカッション
進行:松原洋子氏(立命館大学生存学研究センター教授)
指定発言:増井徹氏(難病研究資源バンク、独立行政法人医薬基盤研究所室長)他
16:30 閉会(予定)

◆主催:文部科学省「オーダーメイド医療実現化プロジェクト」
◆共催:厚生労働省「希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援の
あり方に関する研究班」
◆後援:立命館大学生存学研究センター/立命館大学グローバルCOE「生存学」創成拠点

【講演者ご紹介】
アリス・ウェクスラーさん(遺伝病財団理事)
ハンチントン病の母をもつ歴史学者。カリフォルニア大学ロサンジェルス校女性学研究センター研究員。母親の診断後、父や妹とともに、ハンチントン病の原因を見つけるため、研究者探しに奔走し、研究用の寄付金を集めてきた。1979年から20年間にわたり、ベネズエラにあったハンチントン病の大家系を一軒ずつまわり、4000名から血液提供を受けていったことが知られている。これらの血液は、ハンチントン病の遺伝子の発見に大きく貢献し、医学研究に深くかかわるアメリカの患者・家族のモデルとなった。1986年、一家はハンチントン病の研究を応援するため、「遺伝病財団(Hereditary Diseases Foundation)」を創設し、現在も研究者を応援している。代表作に、ハンチントン病のリスクをもった娘としての葛藤を描いた『ウェクスラー家の選択』(新潮社、額賀淑郎・武藤香織共訳)がある。

シャロン・テリーさん(ジェネティック・アライアンス代表)
1994年、2人の子どもが弾力繊維性仮性黄色腫(PXE)と診断され、夫のパトリックとともに、その研究を応援する組織である、「PXE インターナショナル (PXE International)」を創設。倫理的な医学研究の実施とその戦略作りに加え、同じ病気に苦しむ患者・家族と一般社会のための支援や情報提供に尽力した。PXEに関連する遺伝子を発見した科学者と特許を共同管理し、すべての権利は「PXE インターナショナル」に帰属するようにした。また、33の基礎研究プロジェクトにも関与している。夫のパトリックは、先天性疾患や遺伝性疾患の患者・家族の生体試料を研究用・産業応用に活用するため、収集・保管・配布する「ジェネティック・アライアンス・バイオバンク」を他の患者団体と一緒に立ち上げ、運営している。メリーランド州在住。

 

 

企画展アーティストトークを開催しました

2011/01/14

連休中日の2011年1月9日(日)14:00から、第4回サイエンスアート企画展のアーティストトークが開催されました。
当初全員立ち見の予定でしたが、急遽椅子を10席用意。最終的に16名の方に来場頂きました。

アーティストの池平徹兵さんとブリアンデカナエさんが、バクテリアをテーマとした作品制作をはじめられたきっかけ、バクテリアから受けるインスピレーションなどをお話下さった後、医科研博士課程3年の峯岸ゆり子さんも参加しての対談となりました。

池平さんとカナエさんは、約3年前に(仏)国立農業研究所でバイオフィルムの研究をしているロマン・ブリアンデさんに顕微鏡画像を見せてもらった時に、2人同時にインスピレーションを受け、作品の協同制作をはじめられたそうです。以来、日本とフランスで作品を送り合って、制作を続けられています。
画像を見た時に感じた、「ぞくぞくするけど、もっと見ていたい」という感覚がカナエさんの制作の原点。峯岸さんが、「バクテリアが繁殖する様子がとてもよく表されているのにかわいい」とおっしゃっていたアクセサリーは、この「ぞくぞく感」も表現されているようです。
そして、この「ぞくぞくするけど、もっと見ていたい」という感覚は、実験途中にバクテリアが繁殖することを忌み嫌うサイエンティストも、実は共感するところだそうです。
一方池平さんの原点は、バクテリアに感じた「宇宙」。常々、「私たちの世界がある宇宙は、巨人のように大きな存在の一部なのではないか」という感覚を持たれていたのですが、バクテリアを見た時にそれを思い出したとのこと。また、展示されている大きな作品には「主役」がいません。それはバクテリアが、環境に応じて個性を発揮し、多様性のあるコミュニティーを形成するところからきているとのことです。

お二人はこれからも、バクテリアが環境に応じて進化し続けるように、OFFICE BACTERIAとして進化し続けていきたいとおっしゃっていました。

ご来場頂いた皆様、大変ありがとうございました。

企画展は30日(日)までです。
足をお運び頂ければ幸いです。
また、お二人の作品は渋谷のギャラリーコンシールでも1月31日(月)までご覧頂けます。

(文責:渡部)

 

 

東京大学医科学研究所主催第4回サイエンスアート企画展

2010/12/20

*** OFFICE BACTERIA 宇宙

バクテリアの宇宙に魅了されたサイエンティストとアーティストによる、
平面と立体のインスタレーション

**************
2011年1月5日(水)ー1月30日(日)
アーティストトーク:1月9日(日)
14:00ー15:00 (予約不要)
*******************

OFFICE BACTERIA

池平徹平 (油絵家)
ブリアンデ カナエ (アクセサリー作家)
ブリアンデ ロマン (生物学者:フランス国立農業研究所所属)
http://www.parco-city.com/officebacteria
********************

場所:東京大学医科学研究所 近代医科学記念館
(東京都港区白金台4−6−1)
開催時間:平日10:00ー18:00 土日祝10:00ー17:00
休館日:月曜日
入館無料
アクセス:東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線 白金台駅
2番出口徒歩2分 東大医科研正門入って左手すぐ
問合せ先:東京大学医科学研究所公共政策研究分野 
     Tel: 03-6409-2079 Email: pubpoli@ims.u-tokyo.ac.jp

ポスター画像(PDF:820KB)

 

 

企画展『boundary face⇔界面空間』イベント報告(渡部)

2010/03/08

3月6日(土)、企画展『boundary face⇔界面空間』の関連トークイベントが開催されました。雨の中、午前午後共に定員以上のお客様に足をお運び頂きました。

午前中(11時〜12時)のアーティストトークでは、アーティストの岩崎秀雄さんと井上恵美子さんが、それぞれの作品について解説して下さいました。
岩崎秀雄さんの作品Metamorphorest Vは、様々な界面がせめぎ合う、私たちの生きる世界を表現しています。シアノバクテリアを使ったgreen human、切り絵、映像、フラスコには、どれも、岩崎さん独自の技術と視点が生かされていることを教えて頂きました。特に岩崎さんの真骨頂である切り絵は、一枚一ヶ月が費やされる、緻密な即興作品です。「好きなものを集めた」とのことですが、自分自身の内面を追求し表現されるものが、結果的に世界を表現する点にアートの面白さがあるように思います。
雨で室内が薄暗かったので、天井にゆらめく影を鑑賞することができたのも幸運でした。岩崎さんの作品は、日が陰るにつれ、美しくなっていきます。

一方、井上恵美子さんの作品painting with…は、人の皮膚上にある常在菌を集め、言わば絵の具として用いた作品です。結果的には世界地図が描かれますが、作品は、友人知人にほっぺたから常在菌をもらえないか聞いて、拒否されたり、許可されたりするところから既にはじまっています。実は、この点は展示後に井上さんから教えて頂いたのですが、偶然にも公共政策研究分野で日頃考えている、「ヒト試料の利用における倫理的課題」というような問題ともつながる作品を展示していただけたのだと知り、とても嬉しかったです。

お二人の作品、特に井上さんの作品は、普段実験室でも用いる材料や手法を使って制作されるバイオメディアアートと呼ばれる分野に含まれます。岩崎さんは、自身の研究室にアーティストを招き、この分野の発展に尽力されています。
研究室におけるアーティストは、サイエンスが取りこぼしたり、避けたりする事柄を拾い上げ、意味を見出す存在として意義があると岩崎さんは言います。井上さんが材料とした「常在菌」も、それを専門にする研究室でなければ(岩崎さんの研究室でも!)研究者からは忌み嫌われる存在です。また、たとえば「死」は人間にとって重要な問題ですが、サイエンスが苦手とする分野の1つです。
同時に、アーティストは昔から生物を利用することに関心を持ってきましたが、そうしたアーティストがサイエンティストと共に活動をすることで、たとえば生物試料の取扱いなどについて、サイエンティストが構築し守ってきた倫理観を共有することができると言います。

バイオメディアアートはまた、未来の社会のあり方を描き人々に提示するという社会的な機能を果たし得ます。アートを通して、サイエンスの倫理を考える。そんな会が今後あちこちで開かれるかもしれません。


午後(14時から16時)のサイ・アート・カフェでは、岩崎秀雄さんに、生物時計の科学的研究、文化誌的研究、そしてアート活動という幅広い領域に渡るご自身の活動についてお話頂きました。岩崎さんは、名古屋大学在籍中に、生物時計を試験管内で再現することに世界ではじめて成功し、生物時計の科学的研究に重要な貢献を果たしました。しかし、かつては科学者になるか科学史家になるか悩んだこともあったとのこと。その中で、12世紀ヨーロッパで誕生した「時計」という概念なしには成立しなかった「生物時計」という分野に関心を持って研究者になるに至ったのだそうです。人の創るものをアートと呼ぶならば、岩崎さんは、アートとサイエンスの間、関係性に興味の原点を持ったサイエンティストと言えそうです。

研究者の卵からは、「自分は実験だけで手一杯なのですが、岩崎さんのように幅広い活動をするにはどうすればよいですか?」という、きっと多くの人が思う質問がありました。岩崎さん曰く、「子どもの頃から切り絵を続けてきたけれど、学生の頃は、どんなに実験で疲れていてもたとえば2時間は切り絵の時間にしようとしていました。それなりに努力も必要です。後は、バランスですね。」
疲れていると睡眠を最優先してしまう私には胸に刺さる一言でした。けれどやはり何事も最後は努力なのですね。

午前午後共に、面白いお話の中身は、またの機会にきちんとご報告できればと思います。

岩崎さん井上さん、そしてお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。
そして、近代医科学記念館の木下さん鈴木さんにもこの場を借りてお礼申し上げます。

企画展boundary face⇔界面空間は、今月18日まで開催中です。
皆様ぜひ何度でも足をお運び下さいませ。

(文責:渡部、写真:五嶋)

 

 

企画展『boundary face⇔界面空間』イベントのお知らせ(3月6日)

2010/02/25

現在、近代医科学記念館にて開催中の企画展『boundary face ⇔ 界面空間』の関連イベントを下記の通り開催致します。
どなたでも歓迎致します。
是非、足をお運び下さい。

尚、企画展は3月18日(木)まで開催しております。

**************************************************
岩崎秀雄氏と井上恵美子氏によるアーティストトーク
2010年3月6日(土)11:00〜12:00

岩崎氏登壇によるサイアートカフェ
2010年3月6日14:00〜16:00 (主催:東大医科研公共政策研究分野)

参加費:無料
定員:20名 (要予約)
***************************************************

お問い合わせ/ご予約先
公共政策研究分野 (内線:72079/Email: pp-jimu@ims.u-tokyo.ac.jp)

 

 

企画展 【boundary face ⇔ 界面空間】のお知らせ

2010/01/28

東京大学医科学研究所主催 第三回サイエンスアート企画展
『boundary face ⇔ 界面空間』ー 岩崎秀雄・井上恵美子展


ー 実験室で芸術家は何を観るのか


会期:2010年2月24日(水)〜3月18日
会場:近代医科学記念館 (東京都港区白金台4−6−1)
開館時間:平日:10時〜18時/土日:10時〜17時
休館日:月曜日・祝日


【関連企画】
○岩崎秀雄氏と井上恵美子氏によるアーティストトーク:2010年3月6日(土)11:00〜12:00
○岩崎氏登壇によるサイアートカフェ        :     同日14:00〜16:00 ( 主催:東大医科研公共政策研究分野)


【作家略歴】
岩崎秀雄氏(生物学者,造形作家)
1971年東京生まれ。早稲田大学理工学術院 准教授。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員,名古屋大学大学院理学研究科 助手を経て,2005年より現職。 2007年より日本科学技術振興 機構さきがけ研究者(兼任)。生物に観られるダイナミックな時空間パターン形成(体内時計と形態形成)の原理を,できるだけ単純な解析しやすい生物(シアノバクテリ ア)を用いて解析している。その傍ら, 現代美術における切り絵造形の可能性を模索するとともに,主宰する生物学研究室を一部アトリエ化することで,生命科学と美術の新たな境界領域(バイオメディア・アート)の創作・研究を展開している。SICF(2008, 2009),ハバナ・ビ エンナーレ(2009)などに出展,2010年には東京大学での井上恵美子との二人展のほか,オランダ・ペーパービエンナーレへの出展やリンツ(オーストリア)での個展などを予定。美術分野でトヨタ美術展立体部門優秀賞(2004),SICFリクター賞(2008),生命科学分野で井上研究奨励賞(2003),日本時間生物学会奨励賞(2004),文部科学大臣表彰若手科学者賞(2008)を受賞。


井上恵美子氏
1983年アメリカ・ニュージャージー州生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域修了。油絵の思考をベースとしてその表現方法、素材、プロセスを考察し、美術史をふまえながら制作・研究を続ける。2008年から早稲田大学電気・情報生命工学科、岩崎研究室にてバイオメディアを用いた作品の制作を開始。近作に『painting with...』(Omoh gallery, 2009)、 『vanishing you (world)』(2008)がある。


【東大医科研サイエンスアート企画展及び公共政策研究分野主催サイアートカフェについて】
東大医科研サイエンスアート企画展及び公共政策研究分野主催サイアートカフェは、「アートの現場でサイエンスを語る」イベントとして、2008年にはじまりました。
今後も、一般の人々がサイエンスをテーマとする最新のアート作品と最先端のサイエンスに同時に触れることのできる場を、年二回を目標に提供していく予定です。

 

 

アレルギーを考えるSci/Art Cafe(サイアートカフェ)報告

2009/07/13

2009年7月4日土曜日、近代医科学記念館にて、オーダーメイド医療実現化プロジェクト後援によるSci/Art Cafe(サイアートカフェ)が開催されました。ゲストには、玉利真由美さん(理化学研究所ゲノム医科学研究センター)と、栗山真理子さん(NPO法人アラジーポット)を迎え、『アレルギー:生活と研究の変遷』と題して、お話をして頂きました。

この日のイベントに集まったのは、医科研の学生や、近所の女子高生、アレルギーのお子さんをお持ちのお父さん、そしてなじみのおにぎり屋さんまで幅広い層の方15名。木目の美しい館内で、活発な質問をまじえながらのお話となりました。その中の一部をご紹介します。


<最近になって息子がそばアレルギーだとわかりました。アレルギーはどうしてなるのですか?>

【玉利さん】
アレルギーは、本当に、誰でもかかり得る病気です。アレルギーは、外から身体に入ってきたものを「敵」と見なして過剰に反応しまうことによっておこります。喘息を例にあげるとダニや大気汚染、タバコ等の環境以外に、特に最近ではウイルス感染との関係がとても重要であるということがわかってきています。身体がウイルス等の「敵」と戦っている時に、たまたま抗原となる物質が同じ場所すなわち気道を通り過ぎると、これも「敵」だと身体が覚えてしまう。そして一度覚えると、その物質が入るたびに攻撃してしまうようになる。ウイルス感染、大気汚染やタバコが火に油を注ぎます。体質に環境要因が重なり、スギ花粉など本来攻撃しなくてもいいような相手を攻撃してしまう誤爆のような状況がアレルギーだと思います。


<じゃあ、そもそも子どもをアトピーにしないための方法はないんでしょうか。何かあれば教えて下さい。>

【玉利さん】
私が考えているのは、とにかく自然にかえること、体を泥だらけにして、皮膚を丈夫に保つということです。アレルギー発症しくみの中では、環境に接する部分の細胞の働き非常に大事だということがわかってきています。ですから、共生菌を大切にして、少しでも皮膚に炎症おきたら適切に治療して初期消火して皮膚すなわちバリアを健やかに保つことがアレルギーの発症を防ぐことにつながると考えています。


 <僕はアレルギーを治す方法を知りたいです。>

【玉利さん】
治ると言いきるのは難しいな、と最近感じています。体質の部分は不変であり、環境条件が揃うとまた症状が現れる可能性が否定できません。病気というのは過ぎたる時と及ばざる時におこる。この過ぎたる時や及ばざる時に適切に対処して、「初期消火」につとめるというのが、アレルギーの治療では大事だと思っています。

【栗山さん】
今は良い薬や治療法がたくさんありますから、それらをうまく使ってコントロールすることができます。私が子どもを育てた時には、病態も今のようには言われていませんでした。まだ子どもが小さかった時に、「ママ、僕は生きてるから苦しい、死ぬのかな?と思いながら死ぬんだよね。物だったら壊れるだけでよかったのに」と言ったのを聞いて、とてもショックをうけました。それ以来、寛解に向けて必要なことはとことん努力するという、子どもから見たらとても怖い親になりました。今のお母さんたちには、優しいお母さまのままで寛解を迎えてほしいとの思いもあって、患者さんにはガイドラインに基づいた治療の方法に関する情報を提供し、活動をしています。

<これからの研究によって、どんな風に治療は変わるのですか?>

玉利さん:
お医者さんの経験に基づく治療から、研究が明らかにしたアレルギーの「しくみ」に基づく治療へと変わってきています。治療法を選ぶときに役に立つような情報を世界に知らせていきたいと思っています。



栗山さん:
研究が進展して、今迄とはちがったことがいわれることもあります。私も喘息の治療でそんな体験をしました。その時、戸惑っている私に、お医者さんが「わかってくれよ。子どもたちのために何ができるかを、一生懸命考えてるんだ。今日知ったことは「儲けた」って思ってくれよ。」とおっしゃいました。研究が進んだ結果、治療が変わることは、成果だと思います。

<患者さんは日々の生活の一生懸命で、なかなか疾患に関する研究に触れる機会がないのでは。また基礎の研究者は患者さんの生活に対する想像力が足りないことがあるように思います。ここのところ、栗山さんと玉利さんのお考えを是非お聞きしたいです。>

【栗山さん】
研究というのは、患者さんその人に役立つというものではありませんから、お医者さんが研究について患者さんにお話するのは難しいようです。患者会が研究についてお知らせすることは、大事な役目だと思っています。

【玉利さん】
私は、中村祐輔プロジェクトリーダーに、常にベッドサイドを意識して(患者さんのことを忘れずに)研究を行うことが大切だと言われながら指導を受けてきたので、このことを研究する上で大事にしています。少なくとも、患者さんから頂いたサンプルを扱う研究者は、病院でサンプルを提供する患者さんの環境について知っていることが大切だと思います。

お二人の穏やかで説得力のあるお話に、「楽しかった」「満足した」という感想が多く聞かれる会となりました。公共政策研究分野では、今後も、こうしたイベントを通じて、医科学研究の今を医科学研究所から発信していきます。どうぞご期待下さい。

 

 

tEntの近代医科学記念館来館について

2009/07/04

企画展「Reflectionー心象の森へ」へ、小学生のお子さま
から大人まで、毎日多数のお客様がいらして下さっています。
スタッフ一同、大変喜んでおります。御礼申し上げます。
お客様に作品を鑑賞していただいて、イメージされる鳥の絵を
自由に描いていただくコーナーもあります。
皆様の頭にイメージされる光景や鳥の姿はさまざまで、
とてもなごみます!

会期は12日(日)午後5時までとなっております。
うっとうしい天気が続いていますが、森の鳥との交流を
ひととき味わっていただければ幸いです。
ぜひぜひ足をお運びください。

なお、下記日程にtEntのお二人のどちらかが会場にいらっしゃい
ますので、お気軽に声をお掛け下さい。
7月4日(土)
7月7日(火)
7月9日(木)
7月11日(土)
7月12日(日)

作品や展示についてより詳しいお話をお聞きになりたい方は事前に
ご連絡をいただければ、対応させていただきます。(む)

 

 

企画展及びサイアートカフェ (Sci/Art Café) のお知らせ

2009/05/21

医科学研究所では、サイエンスと融合したアート作品の企画展を定期的に開催し、公共政策研究分野が企画・運営を担当しています。

今回は、『環境に反応して変化するデバイス』をテーマとした作品作りに取り組むtEntに、彼らの作品の一つである、『call<=>response』を提供頂きました。本作品は、鳥の発声学習をコンピューターアルゴリズムで再現した「自然を知るための道具」でもあります。期間中、近代医科学記念館に現れる『心象の森』を、是非味わいにいらしてください。

また、7月4日(土)には、2つのトークイベントを開催致します。ぜひご参加ください。

■企画展「Reflectionー心象の森へ」
【作品名】call <=>response (サウンドインスタレーション)
【アーティスト】tEnt(田中浩也さん、久原真人さん)
【協力】(財)国際メディア研究財団、慶應義塾大学 田中浩也研究室

【開催期間】2009年6月27日(土)~7月12日(日)
【休館日】月曜日
【場所】東京大学医科学研究所近代医科学記念館
【開館時間】平日 10:00-18:00 土日 10:00-17:00 
      *最終日は14:00までの開館となります。
【アクセス】
 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅2番出口より
 東京大学医科学研究所正門入って左手すぐ
【入館料】無料


■アーティストトーク 「調整と調律:身体と自然への相互アプローチ」
-身体を知り調律することを目指す研究者と、自然を知り調律することを目指すアーティストとの対話-
【後援】オーダーメイド医療実現化プロジェクト

【日時】2009年7月4日(土)11:00~12:00
【ゲスト】
 ・玉利真由美さん(理化学研究所ゲノム医科学研究センター 呼吸器疾患研究チーム チームリーダー)
 ・tEnt(田中浩也さん)
【場所】東京大学医科学研究所近代医科学記念館
    (〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1)
【アクセス】
 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅2番出口より
 東京大学医科学研究所正門入って左手すぐ
【参加するには】
 参加費は無料です。予約が必要です。お問い合わせ先にお申し込み下さい。


■サイアートカフェ「アレルギー:生活と研究の変遷」
-変遷するアレルギーの生活と、遺伝子に迫る研究の最先端を、研究者と患者会代表の経験をふまえた対談を通してお伝え致します-
【後援】オーダーメイド医療実現化プロジェクト

【日時】2009年7月4日(土)13:30~15:30
【ゲスト】
 ・栗山真理子さん(NPO法人アラジーポット専務理事)
 ・玉利真由美さん(理化学研究所ゲノム医科学研究センター 呼吸器疾患研究チーム チームリーダー)
【場所】東京大学医科学研究所近代医科学記念館
    (〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1)
【アクセス】
 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅2番出口より
 東京大学医科学研究所正門入って左手すぐ
【参加するには】
 参加費は無料です。予約が必要です。お問い合わせ先にお申し込み下さい。

<アーティスト紹介>
tEnt(テント)は、自然環境で起こる現象を変換し新しい風景を表現することをテーマに,試行錯誤を繰り返しながら,設置された土地の気候条件に反応して変化する環境デバイスを製作している、アーティストユニット(田中浩也さん、久原真人さん)です。これまで,つららや吹雪,波を観測対象とした作品があり,北海道・真駒内公園やモエレ沼公園などで展示しています。

田中浩也さん
1975年、北海道生まれ。
2000年京都大学総合人間学部、同大学院人間環境学研究科修了後、東京大学空間情報科学研究センターを経て、現在、慶應義塾大学環境情報学部准教授。2000〜2003年にかけて、東京芸術大学・多摩美術大学・駒澤大学の非常勤講師を歴任。博士(工学)
主な受賞に、日本建築学会優秀卒業論文賞、経済産業省認定・天才プログラマー/スーパークリエイター賞、第1回日本芸術学会DIVA賞、第2回森ビル建築都市デザインコンペ2等、インパクパビリオン公開賞など、国内・国際特許を各2編ずつ取得。

久原真人さん
1976年、埼玉県生まれ。
設計会社を経て、2000年よりフリーランスデザイナーとして活動開始。商環境デザインを中心に、空間、プロダクト、グラフィック、セールスプロモーションの企画・デザインに携わる。以後2005年にかけて、日本インテリアデザイナー協会役員、公立中学校非常勤講師、ビーコンコミュニケーションズプロダクトデザイナー、専門学校空間系学科講師を歴任。2006年より財団法人国際メディア研究財団研究員。商業施設士。主な実績に、オーパスデザインアイウェア商品化、ダイソンデザインアワード2003入賞案特許利活用、東京デザインマーケット2005デザイン採択など。

 

 
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