IMSUT
Menu
ホーム
研究室の紹介
メンバー紹介
著作物リスト
大学院進学について
お知らせ
リンク集
研究室へのアクセス
ENGLISH
お問い合わせ
IMSUT ORE
BARRIER FREE
東京大学医科学研究所公共政策研究分野

文字の大きさ フォントサイズを大きく フォントサイズを小さく

ページ | << | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | >> |  / 全420件 21ページ

【院生室より】日本神経科学学会でのポスター発表

2014/09/25

M2の岩本八束です。今年も秋刀魚の美味しい季節がやってまいりました。

今月9月25日から27日まで、パシフィコ横浜にて第37回日本神経科学大会が行われました。この大会は神経科学(Neuroscience)の学術大会で、医学系の方のみならず、薬学や生命科学、心理学、情報科学など、様々なバックグラウンドの方が参加し、発表を行っていました。非常に魅力的な大会です。

昨年は発表を聴いて回る側でしたが、今年はポスター発表を行う機会を頂く事ができました。人生で初めての学会発表でもあり、小心者の私は、楽しみでありながらも、不安と緊張を抱えてポスターの前に立っておりました。

自分の予想以上に、沢山の方が足を止めてくださり、様々なご示唆を頂くことができました。新たな視点を得ることができたり、自分の研究の甘さを痛感したりと、非常に有意義な学会発表となりました。また、(まだまだ未熟ではありますが)自分の研究に対して自信を持つこともできました。

今回の発表では、私のスケジュール管理の甘さのため、公共政策の先生方にご迷惑をおかけしてしまいました。今回の発表を、楽しかった、で終わらせること無く、今後の研究へと十分に生かしていきます。

(M2・岩本八束)

 

 

患者さんにわかりやすい研究のインフォームド・コンセントを目指して ~「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」へのご案内1(楠瀬)

2014/09/11

 治療を受けるときに、インフォームド・コンセントという言葉を聞くことがよくあります。判断能力のある患者さんが、治療等を受ける時の判断に必要な情報について、わかりやすい言葉で説明をうけ、理解し納得した上で、治療等についての選択を行うというものです。インフォームド・コンセントは、研究参加においても重要です。しかし、時に専門用語のたくさんでてくる長い研究説明文書だけでは、分かりづらい場合もあります。

 そこで私たちは、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」に参加を考えてくださっている患者さんに、研究についてご説明する際に利用できる説明補助資料を作成しました。作成にあたっては、プロジェクトの先生方や、デザイナーさん達、そして課題Dチームのメンバーにご協力をいただき、どのような情報を載せればよいのか、どうすればわかりやすい説明補助資料になるのか等ご意見をいただきました。そして、出来上がったのがパンフレット「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究へのご案内」です。

 このパンフレットには、iPS細胞とはどのような細胞なのか、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」とはどのような研究なのか、研究参加を考える上で患者さんにご確認いただきたいことや、研究にご参加いただいた場合に患者さんから提供していただいた細胞(試料)や情報をどのように利用させていただき、管理・保管させていただくのかといった情報が、わかりやすくイラストとともに説明されています。(ご案内2へつづく)

 

 

 

患者さんにわかりやすい研究のインフォームド・コンセントを目指して ~「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」へのご案内2(楠瀬)

2014/09/11

 パンフレットの作成にあたって、デザイナーさんが新しくキャラクターを作ってくれました!それが、i(アイ)くん、P(ピー)ちゃん、S(エス)くんです。パンフレットでは、この3人のiPSくんたちが、研究の説明をナビゲートしてくれています。iPS細胞をつかった研究についてのお話では、これからもiPSくんたちに登場してもらう予定です。(現在、お子さんへの研究説明についての絵本を作成していて、そちらでもiPSくんたちが大活躍しています!)

 また、私たち「再生医療の実現化ハイウェイ」課題Dの活動ロゴもデザイナーさんに作成していただきました。それが「Stem Cell & Ethics」(幹細胞と倫理の意味)のロゴです。丸い外枠はシャーレを、赤い色は培地のイメージからできました。幹細胞研究を行う研究者の先生方を倫理的側面から支援させていただき、患者さんや一般の方々との懸け橋として、縁(円?)の下の力持ちになれたらいいなという思いを込めました。パンフレットのどこかに「Stem Cell & Ethics」のロゴが載っていますが、どこにあるかわかりましたか?

 

 

再生医療の実現化に向けた活動のご紹介 (楠瀬)

2014/09/10

 公共政策研究分野では、iPS細胞等の幹細胞を用いた研究の臨床応用を目指した「再生医療実現化ネットワーク事業」の一部を担っています。同事業は、「iPS細胞研究中核拠点」、「疾患・組織別実用化研究拠点(拠点A・拠点B)」、「技術開発個別課題」、「再生医療の実現化ハイウェイ」、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」の5つの研究課題に大きく分けられます。その中で私たちは、「再生医療の実現化ハイウェイ」課題Dとして関わっています。
 「再生医療の実現化ハイウェイ」の課題Aでは1~3年目までに、課題Bでは5~7年目までに臨床研究に到達することを目指して、体性幹細胞、iPS細胞、ES細胞を用いた研究が行われています。課題Cでは「再生医療の早期実現化と国際展開に向けた研究支援」が、そして、課題Dでは「再生医療の実現化に向けた研究開発における倫理上の問題に関する調査・検討・支援」を行っています。(より詳しい情報は、科学技術振興機構の「再生医療実現化ネットワーク事業」のホームページをご覧ください。)
 本事業では、産官学の協力のもと、少しでも早く患者さんに再生医療を提供するための研究が行われています。しかし、これらの研究は、患者さんや、研究を後押ししてくれる一般の人々の協力なしには成り立ちません。課題Dでは、中立的立場から研究者や研究機関を支援し、研究者と患者さんや、一般の方々の架け橋となることを目指して活動しています。具体的には、国で定められた倫理指針に則って研究が進められるよう、また、被験者(研究参加者)保護が十分に図られるよう研究倫理コンサルテーションを提供したり、倫理審査等の研修や教育の機会を提供するほか、国内外の研究者と交流を図り医科学研究における様々な倫理的課題について研究を行っています。また昨年からは、研究者と患者会の方々との意見交換の機会の提供も行っています。今後も、再生医療の研究に関わる倫理的・法的・社会的課題に取組み、再生医療の実現化に向けて活動していく予定です。

 

 

第50回 ジャーナルクラブ記録

2014/09/05

第50回(2014年09月05日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

李:「特集:臨床研究の倫理的課題―最近の動向・論点・展望~小児を対象とする臨床研究で追加的に求められる倫理的配慮」
松井健志
『医薬ジャーナル』50(8):69-73 2014

藤澤:
「第5章 米国および英語圏のバイオエシックス」「第6章 独語圏の生命倫理」
香川知晶(第5章)、松田純(第6章)
『シリーズ生命倫理学 第1巻 生命倫理学の基本構図』、今井道夫 森下直貴 責任編集、2012

 

 

2014年度第4回公共政策セミナー

2014/09/03

本日、2014年度、第4回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2014年9月3日(水)10時〜12時

◆報告者:高島響子
◆タイトル:脳画像研究における偶発的所見への対処法 ―政策の提言および導入後の実態調査—

 

 

【院生室より】インタビューゼミ

2014/08/30

M1の藤澤空見子です。真夏の天気が一変して、涼しい日が続いていますね。

先日、院生向けに臨時ゼミ「インタビューゼミ」が開かれました。
これは、研究などで今後インタビューを行う院生向けに、インタビューを行う際の準備や手順、留意点などを武藤先生が教えてくださる、という内容でした。
8月はじめと終わり頃の2回シリーズで開催し、ゼミの中ではインタビュー体験や、学生が考えてきたインタビュー案を全員で吟味するなど、充実した内容でした。

インタビュー体験では、まず「相手に話を聞く」ことを練習するため、お互いに「昨日の夜から今日研究室に来るまでの流れ」を聞きました。
インタビュアー(インタビューをした側)が相手方の話した内容を全体に向けて発表したのですが、話し手の意図とずれた内容をインタビュアーが説明するという場面もありました。
インタビュアーには「話の内容を変えた」という意図はなかったのですが、それでもこういったずれが生じてしまうことがあるのだなと驚きました。
恥ずかしながら、こういった相手方への確認という作業が重要だというイメージはあまり持っていなかったのですが、インタビューの分析に取りかかる前に相手方の意図を確認することを忘れてはいけないと痛感しました。

学生の考えてきたインタビュー案を全体で吟味する場面では、先生や他の学生の意見を聞くことで「なるほど」と感じることも多く、様々な視点を学ぶことができました。

このような特別な機会を設定してくださった武藤先生や、院生の皆さんに感謝しています。
ぜひ、研究に活かしたいです。
夏期休暇中で大学院の授業はまだしばらくお休みですが、引き続き勉強に力を入れていきたいです!

(M1・藤澤空見子)

 

 

まだまだ続行中です(臨床試験の語りプロジェクト・吉田)

2014/08/27

まだまだ暑い毎日が続いています。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
こんにちは、特任研究員の吉田です。

わたしが携わっている「臨床試験・治験の語りプロジェクト」ですが、まだまだ鋭意続行中です。
最近は関東以外の方のお話を聞く機会が増えてきました。
このプロジェクトでは、様々な種類の臨床試験・治験、様々な年代の方、様々な地域の方のお話を聞くことを目的としていますので、首都圏以外の方からのご協力お申し出も募集しております。
「臨床試験・治験の話と言われても…何を話せばいいのか…」と躊躇(?)されている方も是非ご連絡ください。
あなたのご経験を、わたしたちがこれからの臨床試験・治験の「正しい」あり方に反映させていきたいと思っています。

写真:先日お話を伺うために行った大分にて。大分空港のターンテーブルでは海老が回ってくるようです。

 

 

シンポジウム「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題―信頼と責任を考える」の記録集ができました(洪 賢秀)

2014/08/16

 2014年3月28日(金)に開催されました「オーダーメイド医療の実現プログラム」シンポジウム「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題―信頼と責任を考える」の記録集ができましたのでご案内申し上げます。

 本シンポジウムの開催に当たっては、同プログラムの「社会との接点ワーキング・グループ」のメンバーが中心となり準備をしてまいりました。日本を代表するゲノムコホートと、バイオバンク事業が抱えている倫理的諸問題やその対応など共通の課題を見出せたことは、今後のバイオバンク・ジャパンでの倫理支援を考えるうえで、大変勉強になりました。シンポジウムの課題について、議論が十分に尽くされていなかったところもありますが、約200名の方々に参加していただき、貴重なご意見を賜ることができました。深く感謝申し上げます。
 本シンポジウムでいただきましたご意見や諸課題を今後の議論につなげ、社会的議論として発展させていけることを願いながら、記録集としてまとめました。至らないところが多々あるかと存じますが、何卒ご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。

「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題―信頼と責任を考える」の記録集のPDFファイルをここからダウンロードしていただけます(ファイルサイズは、6.93MBです)。

 なお、一部の図に不鮮明なところがございますことをご了承ください。数に限りはございますが、冊子体の送付をすることができます。ご希望の方は、下記までお問い合わせ下さい。

【お問い合わせ先】
東京大学医科学研究所 公共政策研究分野
担当 吉村
E-Mail:ppinfo@ims.u-tokyo.ac.jp

 

 

 

【院生室より】論稿が掲載されました(「医療機器臨床試験に関する倫理的課題~体内植込み型医療機器を中心に~」)

2014/08/08

D3の中田はる佳です。そろそろお盆休みに入られる方も多いでしょうか。

私のここ数年の研究テーマ「医療機器と倫理」がひとつ形になりました。勤務先である国立循環器病研究センターで、医薬ジャーナルに「医療機器臨床試験に関する倫理的課題~体内植込み型医療機器を中心に~」という論稿を寄せる機会をいただき、その掲載誌が先日刊行されました。内容は、補助人工心臓の治験事例から、体内植込み型医療機器に顕著に見られる倫理的課題を考察したものです。学会発表だけでなく、文章として研究成果を残していくことで、頭の中も整理されていくような感じがします。あれも書きたかったのになぁということもいくつかあり、次の論文にもつながる作業でした。

この号では、当研究室の他のメンバー3名も論稿を寄せています。武藤先生(「臨床試験への患者・市民参画(patient and public involvement:PPI)とは何か」)、井上先生(「世界医師会ヘルシンキ宣言と2013年のフォルタレザ改訂」)、特任研究員・高島さん(「臨床研究における偶発的所見に関する倫理的課題」)です。ぜひご覧ください。

(D3・中田はる佳)

 

 

【院生室より】上半期納会

2014/07/28

猛暑お見舞い申し上げます。D3の中田はる佳です。

昨年、まったく同じ書き出しで暑気払いの記事を書いたことを思い出しました。
今年は暑いですね、という会話もすでに定番の季節の挨拶になりつつあります。

7月も終わりということで、先日、上半期の納会が開かれました。教室員の9割以上が出席し、大変にぎやかな会になりました。「上半期は皆さんお疲れさまでした。8月は英気を養ってください」という武藤先生の言葉とともに乾杯し、思い思いの話に花を咲かせました。研究室にいるときには聞けない話が聞けたり、普段と違う顔が見えたりと、とても楽しかったです。

上半期納会の直前には、博士論文の進捗報告や今後の方針の打合せをしていました。
夏を楽しみにしつつ、博士論文のことを考えつつ、有意義な一日でした。

(D3・中田はる佳)

 

 

第49回 ジャーナルクラブ記録

2014/07/18

第49回(2014年07月18日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

神里:
特定生殖補助医療に関する法律案の概要

岩本:
日本における科学者の責任論の議論の系譜とその課題:省察に注目した解決策の考察
大河雅奈
知識共創  3, July, pp.Ⅳ4-1-4-10

江:
影響民眾選擇自費健康檢查因素之研究
「(日)一般市民が自費で検診を受ける要因に関する研究」
李淑芬、柯慧青、洪錦墩、李美文
原著研究. 27. Vol. 8 No.3 JULY 2012. 第八卷第三期二○一二七月.

 

 

2014年度第3回公共政策セミナー

2014/07/02

本日、2014年度、第3回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2014年7月2日(水)10時〜12時

◆報告者:髙嶋佳代さん
◆タイトル:日本における第一相治験(First in human試験)の現状
◆概要:医薬品、医療機器の開発において、日本は新薬開発のできる数少ない国であるにもかかわらず、早期段階の治験は確立されているとはいえず、国が整備事業を推進しているところである。今回、日本における早期探索試験(FIH試験、第一相治験)の状況を概観し、イギリスでのFIH試験に関する事件とともに紹介する。


◆報告者:丸祐一
◆タイトル:生命倫理学と法学的方法論
◆発表概要:
医療上の問題の解決を法的に行おうとするならば、すなわち当事者が裁判によって問題の決着をつけようとし、これに争訟性があり、かつ訴えの利益があるならば、裁判所は生じている現象を法の土俵に乗せて整理し法的に判断を下すことを強いられる(すくなくとも民事法的には)。こうして法学は医療に出会って医事法学が生まれた。しかし、医療ギルドが医療における問題解決をしていた「医の倫理」の時代が、法曹ギルドによって問題解決が図られる時代になっただけであるならば、「生命倫理学」—それはみんなで生命に関わる問題を考えようとする—に法学はまだ出会っていないのではないか。医事法学とは別に、生命倫理学における法学の役割は何かあるのか。Sugarman編 "Methods in Medical Ethics"(2010)所収のHall and King "Legal Methods"を紹介することで、生命倫理学における法学の役割を検討し、この問題を考える端緒としたい。(ちなみに、本研究は生命倫理・第三世代の会が現在取り組んでいる生命倫理学の方法を考えるプロジェクトの一部です)

 

 

第48回 ジャーナルクラブ記録

2014/06/20

第48回(2014年06月20日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

神里:
Use of preimplantation genetic diagnosis and preimplantation genetic screening in the United States: a Society for Assisted Reproductive Technology Writing Group paper
Elizabeth S. Ginsburg, Valerie L. Baker, Catherine Racowsky, Ethan Wantman, James Goldfarb, Judy E. Stern
Fertility and Sterility, Vol. 96, Issue 4, p865–868

中田:
Funding windfall rescues abandoned stem-cell trial
Erika Check Hayden
Nature. 510(7503):18.2014

岩本:
日本のマス・メディアと生命科学情報:生命科学研究者の意見から
東島仁、高橋可江、加藤和人
科学技術コミュニケーション 5 2009年3月

江:
基因隱私與科學研究之調和-基本原則與特殊利益考量(Balancing Privacy Protection and Research Need in Genetics: The Basic Principles and Special Considerations)
李崇僖
台灣科技法律與政策論叢/第 5 卷 第 1 期 /47-86 頁

李:
双子の母親の育児不安に影響する要因―不妊治療と育児の実態―
服部律子
母性衛生 第48卷1号

 

 

2014年度第2回公共政策セミナー

2014/06/13

本日、2014年度、第2回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2014年6月13日(土)10時30分〜12時

◆報告者:川端美季さん(日本学術振興会特別研究員PD)

◆タイトル: 近代日本における公衆浴場の衛生史的研究

◆発表概要:
明治期以降の近代化に伴い,日本の江戸風俗を代表する社交場としての「湯屋」は,徐々に公衆衛生的管理の対象としての「公衆浴場」になっていった.公衆浴場に対する公衆衛生的管理がもっとも凝縮したかたちで現れたのが,大正期を中心に行政によって設置された公設浴場である.本研究は,公設浴場がいかに設置され展開していったのかに着目し,公衆浴場が公衆衛生行政に組み込まれていった経緯について,歴史的に検討するものである.
 明治期以降,官僚や知識人が欧米を視察するなかで,欧米の衛生学的言説が導入され衛生思想の啓蒙運動を通して入浴は「清潔」のために行なわれるものであると強調されるようになった.それと同時に公衆浴場という場も,清潔で衛生的な場であるべきであると認識されるようになった.欧米で活発だった公衆浴場運動の影響もあり,身体の清潔が都市行政の課題とされた結果が府や市が主体となって建設した公設浴場である.公設浴場は,単に行政の主導で衛生的な清潔を目的のためだけに設けていったのではなく,公設浴場が設置される地域の住民,対立する浴場営業者などとの相互的な活動のなかで公設浴場という場が作り上げられた.公設浴場の設置と規制の確立を契機として,公衆浴場が公衆衛生のなかに組み込まれていった.

 

 

【院生室より】オープンラボにお越しいただきありがとうございました

2014/06/11

D3の中田はる佳です。梅雨入りしてすっきりしない日が続いています。
そんな雨の土曜日(6月7日)に、第2回オープンラボを開催いたしました。天気が良くなかったにも関わらず、4名の方が研究室を訪れてくださいました。第1回(5月18日)にも2名の方にお越しいただき、入試のことや関心があるテーマなどについて、情報交換をすることができました。一人一人の来訪者の方と比較的ゆっくりお話しできたと思います。

改めて、ここはいろんなバックグラウンドの人が集まりやすい研究室なのだと感じました。自分たちの研究室をどうやって紹介していくのがよいか、また振り返って検討し、来訪者の方々により有益な機会になるように考えていきたいと思います。

オープンラボにお越しいただいた皆さん、どうもありがとうございました!

*写真:武藤先生と修士院生2名で来訪者の方とお話中。

(D3・中田はる佳)

 

 

第47回 ジャーナルクラブ記録

2014/06/06

第47回(2014年06月06日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

武藤:
23andMe and the FDA
George. Annas, Sherman Elias
The New England Journal of Medicine 2014;370:985-8
Letters to Editor
Koichiro Yuji, Tetsuya Tanimoto, Yasuo Oshima
The New England Journal of Medicine 2014;370:2248-2249

中田:
NIH rethinks psychiatry trials
Sara Reardon
Nature Vol 507 20 March, 2014

小林:
「現代の市民社会論」
植村邦彦
『市民社会とは何か』平凡社 2010年12月15日

趙:
遺伝学、優生学及び倫理学の打診
邱仁宗(Qiu Renzong)
『遺伝(Hereditas)』19(2): 35-39 1997

岩本:
Development of a National Agreement on Human Papillomavirus Vaccination in Japan: An Infodemiology Study
Haruka Nakada, Koichiro Yuji, Masaharu Tsubokura, Masahiro Kami
J Med Internet Res. 2014 May 15;16(5):e129. Doi:10.2196/jmir.2846

江:
医薬品開発におけるファーマコゲノミクスの現状と展望
玉起 美恵子
薬学雑誌 Vol.129,No.1,p.132-145,2009

李:
思春期の子どもへのインフォームド・アセントとケア倫理の必要性
本田優子
熊本大学社会文化研究2(2004)

藤澤:
韓国における選択的中絶をめぐる議論
金律里
死生学・応用倫理研究 第19号(2014.3.15)

 

 

【院生室より】博士中間報告会

2014/05/20

D3の中田はる佳です。少し間が開いてしまいましたが、院生はそれぞれ元気に活動しています。今年度はM1学生が2名増え、にぎやかな雰囲気になっています。

私は、今年度が博士課程の最終学年です。メディカルゲノム専攻の博士号取得に向けた第一歩として「博士中間報告会」というものがあります。これは、博士課程の研究進捗状況や論文の取りまとめ状況を、指導教員以外の先生方に報告し、アドバイスをいただく機会です。発表形式などは、学生とコメントをいただく先生方との間で自由に決めることができます。今回は、スライドでの発表会形式として研究の進捗報告をしました。

この中間報告会は、自分の研究を客観的に見ていただく非常に良い機会でした。公共政策研究分野ではメディカルゲノム専攻の中で社会科学寄りの研究を行っており、主に実験をして成果を出す他の研究室の先生方にはなじみが薄い研究分野でもあります。しかし、他分野の先生方に見ていただくことで、どこが伝わりづらいのか、自分の研究の価値を説明する上で足りないところは何かというところをはっきり認識することができました。

公共政策研究分野で行う研究の成果は、基礎研究を行っている先生方や臨床現場の先生方にも積極的に伝えていく必要があります。今回の中間報告会では、博士課程の研究方針だけでなく、今後の研究成果の伝え方についてもとても有用な示唆を得ることができました。

課題が見えたところで、引き続き研究をがんばって進めていきます。

(D3・中田はる佳)

 

 

第46回 ジャーナルクラブ記録

2014/05/16

第46回(2014年05月16日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

神里:
The ESHRE PGD Consortium: 10 years of data collection
J. C. Harper, L. Wilton, J. Traeger-Synodinos, V. Goossens, C. Moutou, S. B. SenGupta, T. Pehlivan Budak, P. Renwick, M. De Rycke, J. P. M. Geraedts, and G. Harton
Human Reproduction Update, Vol.0, No.0 pp.1-14, 2012

小林:
「第9章 福祉の社会的分業」
武川正吾
『福祉社会―包摂の社会政策』、有斐閣、2011年10月5日新版

趙:
ゲノム解析技術の進展と課題 -巨大化する医学・生命科学分野の技術-
荒内貴子,井上悠輔,礒部太一,武藤香織
社会技術研究論文集, 11,138-148.(2014).

江:
ファーマコゲノミクスの薬物治療への応用に関する市民の意識調査
藤尾 慈, 津谷 喜一郎, 渡邉 裕司, 玉起 美恵子, 東 純一
臨床薬理 38(4)July 2007

李:
子どもへのテリングのサポート方法に関する考察―第三者の関わる生殖技術による出生について―
才村真理
帝塚山大学心理学部紀要 1, 87-98, 2012

 

 

2014年度第1回公共政策セミナー

2014/05/14

本日、2014年度、第1回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:5月14日(水)17時30分〜18時30分

◆報告者:中田はる佳(新領域創成科学研究科メディカル専攻博士後期課程3年)

◆タイトル:当事者から見た臨床試験・治験の倫理的課題の探索に向けて(中間報告会予行)

◆概要:現在「当事者から見た臨床試験・治験における倫理的課題の探索」をテーマとして研究を進めており、博士論文としてまとめる予定である。現在、本テーマで意識調査を行い、インタビュー調査を行っているところである。今回は、データ収集状況、分析状況について進捗を報告する。

 

 
読み込み中